マイホーム建設時に設置が義務付けられている「24時間換気システム」。
夏は外の暑い空気が、冬は外の冷たい空気が室内に入ってくるから光熱費に悪影響を与えると聞きます。
我が家はその「悪影響」を少なくしようと「熱交換型」を採用しました。
でも、吹き出し口から出る風はとても冷たい
冷媒を使った「エアコン」の熱交換器をイメージしていたので、エアコンの使用量を大幅に節約できそうなイメージがありました。
それが間違いだったのかも知れません。
我が家が採用したのは、第一種換気と言って、吸気(外壁のベンドキャップから)と、排気(2階廊下の天井)の両方から機械を(ファン)使って換気します。
実験日は1月7日で、21:48分から測定を始めました。
この日は朝から24時間換気のスイッチを切っていました。
この画像はスイッチを入れる前のものです。
外気温は1.9℃。
この吹き出し口の画像は22:03のものです。
24時間換気のスイッチをONにして温度が下がりきるまで(1分以上温度が下がらなかった時の温度)測定したものです。
1.9℃→8.5℃ と +6.6℃です。
1回だけでは誤差があると考え再度計測しました。
室温(リビング)は12.5℃です。
外気温はさっきと変わらず1.9℃。
吹き出し口の温度はさっきと変わらず8.5℃。
1.9℃→8.5℃ と +6.6℃です。
全く同じ結果になりました。
熱交換型でない24時間換気システムのデータは無いので分かりませんが、1.9℃の外気がそのまま室内に入って(吹き出し口の温度が1.9℃)しまうのであれば熱交換型の効果はあると言えるでしょう。
まだ夏を経験していませんが、夏の方が快適だろうと想像します。
理由は、室内の汚れた空気を排気する排気口は、2階の廊下の天井(階段を上がった所と吹き抜けのすぐ横)に設置されています。
エアコンで冷えた空気は下へ、汚れた暑い空気は上へ上がって排気口から屋外へ。
屋外から入ってきた空気も熱交換である程度温度が下がってから室内に入って来て汚れと共にまた排気口から屋外へ。
24時間換気システムは発想と仕組みは良いと思うのですが、メンテナンス性は悪いと思います。
寿命は10年くらいだとも聞いていますし、万が一壊れても交換はかなり困難でしょう。(天井を剥がさないと交換できない)
熱交換機のスペースを部屋の真横に設ける一条工務店のような方法が良いと思います。
基本的に24時間回り続けるモーターなので、寿命は短いかも。
いつか壊れる機械で、交換が困難なものを設置するのは抵抗があったので、床暖房を見送りましたが、24時間換気は「義務」なので仕方ありませんでした。
アナコンダ君はいつまで働いてくれるのだろうか?
メンテナンスを重視する方は換気扇方式が良いと思います。