自然災害があったり、人命救助の話を聞くと思い出すデンマーク人のクヌッセン(ヨハネス・クヌッセン Johannes Knudsen)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヨハネス・クヌッセン
和歌山県では映画にもなったトルコの軍艦エルトゥールル号遭難事件が有名で、クヌッセンの知名度はまだまだ低いと思う。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/エルトゥールル号遭難事件
日の岬にクヌッセンの胸像がある事を知って、一度は行ってみたいと思いながらもそんなに遠く無い場所だからいつでも行けると考えてずっと行って無かった。
行く前にネットで確認。
クヌッセンの丘がある日の岬パークは既に閉鎖されていて寂れているという。
1957年2月10日の真冬の日の岬沖で、徳島県の木材運搬船が火災に遭ってる場面に遭遇したデンマークの貨物船は乗組員を救助すべく救命艇を降ろして船長を救出するが、力尽きて縄梯子から荒れる夜の海に落ちてしまう。
機関長として貨物船に搭乗していたクヌッセンは船長を救うべく海中に飛び込んだ・・・
翌朝、クヌッセンは救命艇と共に浜に打ち上げられた。39歳の若さだった😢
日の岬パークに向かう途中にあった観光案内のマップ。
煙樹ヶ浜辺りは車もまだ多く走っていたが、日の岬が近づくにつれて減ってくる。
日の岬国民宿舎は閉鎖されていた。
国民宿舎の横にある神社も雑草だらけ😅
カナダ資料館のすぐ近くにクヌッセンの丘があるらしい。
ここも閉鎖しているようだ。
というより、日の岬パーク自体が閉鎖されている😥
誰も居ない雑草だらけの道を上がった。
和歌山県の朝日夕陽百選に選ばれている。
何故か捨てられていた消防車。
トーテムポールなんだろうな。
誰も居ないと思っていたが、小学生の男の子2人とお母さん2人が写真を撮ってた。
少し話をした。何処からか来たのか聞くと岩出だと言う。
クヌッセンの話をすると知らないとの答え。
クヌッセンの丘の入口に設置されてあった、クヌッセンの勇気溢れる救助の様子の説明の看板。
丘に上がってすぐにある顕彰碑。
初めて見たクヌッセンの胸像。
凛々しい姿。
ススキに囲まれてる😅
泣いているように見える。
子連れのお母さん2人は先に帰った。
少し寂しいな。
でも見晴らしは最高❗️
かつては観光客も多く賑わっていたのだろうな。
バイクに戻り少し走ると先程のお母さんが海を背景に写真を撮ってた。
2人の写真を撮ってあげたが見事な逆光😆
少し角度を変えて何とか綺麗に撮れた😃
ホーネットを撮ってやった。
海は穏やかで夕陽を見たい気分だが時間が無い。
来た道と違う道を走って偶然見つけた日の御崎灯台。
2017年に今の場所に建て替えられたらしい。
景色は最高だが、僕以外は写真撮影に来てた人1人だけ。
写真を撮っているとタンデムで夫婦ライダーが来た。
灯台をバックに夫婦を撮ってあげた。
僕と同じような年齢だろうか?
何処からか来たのか聞くとまたもや岩出😊
クヌッセンを知ってるか聞いたがまた知らないとの答え。
しばらくバイク談議をした後に夫婦は先に帰った。
帰り道、海を撮影してると先程の夫婦ライダーが横を走り抜けて行った。
何処かの景色でも見てたんだろな。
来た道をそのまま帰る。
R42を走っているとまた夫婦ライダーに遭遇。
車の横をすり抜けしながらしばらく一緒に走った。
夫婦は有田インターから高速に乗って岩出に帰った。
手を振って別れを告げた。
有田大橋の手前の交差点を右折しようとしていると電話がかかってきた。
iPhoneはスマホホルダーには付けて無くてジャケットの胸ポケットに入れていた。
トラックの後ろについて停車して確認すると嫁さんからだった。
日頃、LINEは送って来ても電話してくる事は滅多に無いから気になる。
停められる場所を探しながら走り箕島の松源の駐車場にバイクを停めて再度iPhoneを取り出した。
LINEのプッシュ通知が数件あったので電話する前に確認した。
そこには友人が亡くなった事が書かれていた。
乳がんを患い、3年の闘病の末に旅立ってしまった。
旦那と、19歳と15歳の2人の娘を残して・・・
頭の中が真っ白になりながらバイクで走った。