4月20日 土曜日。
今日は会社が休みなので朝からリアボックスの塗装をしました。
風が吹く中の作業なので防風対策と塗料が御近所にあまり飛び散らないように配慮しました。
ダンボールの一部をくりぬいて不織布製のエアコンフィルターを張っています。
換気扇の代わりに小型の扇風機を入れています。
手前には新聞の折込チラシをテープで貼り付けます。
プラスチックの塗装には塗料の食いつきを良くする為にプライマーを使います。
アサヒペンのプラスチック用プライマーでも充分だと思いますが、塗装する相手がABS樹脂なのでモデルガン(主な材質はABS樹脂製)用の超強力なプライマーを使用しました。
これは7年ほど前に購入した物です。
プライマーを吹き終わりました。
リアボックス表面は梨地というかシボ加工というかザラザラしているので、プラサフ(表面処理剤。地肌の凸凹を埋めて表面を平滑にする役目)は必要ないかと思いましたが、プラスチックの成型色は黒なので上塗りの塗装の発色を良くする為、白いプラサフを吹きました。
プラサフが吹き終わりました。
PCXの色は「パールヒマラヤズホワイト」ですが、補修用のスプレーやタッチアップペイントは販売されていないので似た色のスプレーを買って来ました。
一応ホンダ用を選びました。
塗料の無駄を少なくする為にカバーを付けて塗装しました。
プレミアムホワイトパールを吹き終わりました。
画像では似た色に見えますが、クリヤーを塗っていない為かややシルバーっぽく見えます。
白いプラサフを塗ってから上塗りを何回も重ねたので地が透けているわけではありませんがシルバーっぽく見えます。
1分程、悩みましたがもう少し白っぽいホワイトパールの缶スプレーを買いに行きました。
一番近くのホームセンターに行くと違う銘柄しか置いて無かった(銘柄に拘りは無いが容量が少ない)ので少し遠くのホームセンターまで買いに行きました。
約40分後帰ってきました。
店頭に置いてあるカラー見本帳を参考に選びました。(品揃えが少なくて選択の幅がかなり少なかった・・・)
パール(マイカ)の入った塗料は必ずクリアーで上塗りをしなければなりません。いつもはボデーペンのクリアー(アクリル)を使いますが、今回は思い切ってウレタン塗料にしました。
これならアクリルよりはるかに丈夫でツヤツヤするはず。でも2,580円もした
上塗り塗料を塗り終わってから2~5分以内にウレタンクリアを吹かなければなりません。
上塗り塗料が乾ききってからウレタンスプレーを吹くと、上塗り塗装した部分が膨らんだりシワシワになったりします。
まだ完全には乾いていませんが結構艶が出てます。
このウレタンクリアーを使った場合は、最終の仕上げであるコンパウンドで磨く工程は必要ありません。
それにこのリアボックスの下地は梨地なのでどっちみちコンパウンドは使えません。
曇り空なので光が少ないからあまり艶が無いように見える。
次はリアボックスを取り付ける為のリアキャリアを取り付けます。
相変わらず説明書は英文だけど図解入りなのでとても簡単。
カウルを外した状態です。
キャリア取り付け用にネジが切られています。
これがキャリアです。
重いので多分スチール製でしょう。
キャリアを取り付ける為にカウルに穴を開けます。
ドリルの刃は5mmまでしか持っていないのでドリルで穴を開けたあとはリーマーで穴を拡大。
しかし、リーマーは12mmまでしか広げられない。
穴は17mm必要。
リーマーは2本あったが両方とも3~12mm用
面倒だけど半丸ヤスリで少しずつ広げました。
リアキャリアを取り付ける前にテールランプを交換します。
12V-5Wの電球です。
PCXにはアイドリングストップが付いているので、それを最大限に生かそうと思えば消費電力を少なくする事が必要です。(バッテリーに負担がかかる為)
これは電球での尾灯のみの状態。
これはブレーキをかけた状態。
左が取り外した電球。右が新たに取り付けるLED(SHARE×STYLE 製)。
2個で2,240円。
違う所にピントが合ってしまってます
これはLEDでの尾灯のみ状態。
側面にもLEDの素子が付いているので電球と変わらないぐらい明るい。
中心部分は電球よりも明るくなっています。
これはブレーキをかけた状態。
はっきりと違いが確認出来ます。
テールランプをLED化して、ノーマルの電球より暗くなったり、ブレーキのON・OFFが曖昧だったりとモノによっては危険(追突されてしまう)な商品が存在するらしですが、このLEDはお勧めです。
テールランプを交換した後、穴開けしたカウルを取り付けます。
その穴にキャリアを取り付けます。
六角レンチで締め付けて固定します。
しかし、この隙間が気になる・・・
外側のカウルの穴から水が入っても簡単に抜けると思うが、ここの穴(内側)から入った水はあまりよろしく無いような感じがする・・・
気になるのでシリコンを充填しました。
はみ出すと汚くなるので爪楊枝で少しずつ詰めました。
これはキャリアに取り付けるベースプレートです。
このベースプレートが装着されているバイクには、リアボックスが簡単に取り付け出来ます。
つまりリアボックスのバイク間の移動が可能になります。
キャリアの上にベースプレートを置きます。
そこに正方形のワッシャーを入れます。
その穴にキャップスクリューを差し込んで下から緩み止めの付いたナットで固定します。