たんたぬたっきーの日常

ヤフーブログから引越して来ました

忘れた頃にやって来る災害

今日は工事がお休みです。
また、明日からマイホームの進捗状況をお伝えします。

以下の文は以前から書き溜めていたものです。



1995年の阪神淡路大震災は大変驚きました。

少々の地震では絶対に目が覚めない僕でも跳び起きました。
足元で寝ていた猫も(このブログの左上の猫です)地震が発生してからビックリして食器棚の上へ逃げていきました。
(犬や猫など動物は地震を予知する能力があるらしいが、我が家の猫には残念ながら無かったらしい)

直ぐにテレビを点けてNHKを見ました。
各地の震度が映し出されていましたが、神戸だけ震度6の表示があり不気味に表示が点滅していました。

当時、1人暮らしをしていて新聞を購読してなかったから情報減は少なかったです。(テレビもほとんど見なかった)

朝、出勤してから同僚達が「阪神高速が倒壊した」「ビルが倒れていた」と信じられない事を言っていた。
和歌山はほとんど被害が無かったと思う。地震発生当時真っ先に猫の心配をし、次はアパートの外に置いてあったバイクを倒れていないか見に行きました。(倒れてなかった)

4年後、結婚して子供が生まれてからは自分1人を守るだけでは済まなくなった。妻も子供も守る義務がある。
防災グッズは以前から興味があり、サバイバルツールや各種関連グッズは結構揃っていた。(ナイフ、ライト、ワイヤーソウ、防水・防風マッチ、等々・・・)


しかし、食料は全く備蓄していなかった。


阪神・淡路大震災では、被災地域以外まで買出しに行けて必要な食料や生活用品を入手する事が出来た。
コンビニでも、レジが使え無いからみんなキチンと並んでお金を払ったそうだ。
電気、ガス、水道のライフラインが寸断されても、道路があれば買出し(バイクが便利だったらしい)に行けるし、給水車も来てくれる。
いずれ、①電気 ②水道 ③ガスの順番に復旧するだろう。
電磁調理器や電子レンジ、ホットプレート等、電気で調理出来る器具が活躍したらしい。

「震災で餓死した人はいない」「炊き出しがある」「救援物資が直ぐ届く」と言われるが、南海・東南海地震(特に同時発生が怖い)が発生した場合はどうなるのだろうか?

スーパー広域災害になれば、買出しに行きたくても隣町も被災しているはず。ライフラインも完全に寸断されていてとても広い範囲が被害に遭うはず。
救援する側も手に負えないかも知れない。自衛隊やボランティア、海外からの救援隊が素早く来てくれる可能性も低い。

地震や台風は天災である。自然が相手なのでなすがままになる。

人災なら有事の際、食料の輸入が制限されたり(食料自給率が低い日本は大変) 原発事故や北の攻撃等、放射線汚染で屋外へ出られない時はどうなるのだろうか?
24時間換気は止めて外気が入って来る部分は全てガムテープで塞がなければならない。
外に出たら被爆するから出られない。しかし、水も食料も無ければ1週間、水があっても1ヶ月が限度だろう。

強毒性のH5N1型の鳥インフルエンザパンデミックにでもなれば、これまた外出は感染する可能性が高くなる。
家族の為に買出しに出かけ感染し、帰宅してから家族全員が感染する可能性もある。新型インフルエンザ対策 by 農林水産省 参照

備蓄の基本は、米や調味料、乾麺(スパゲッティは3年の賞味期限がある)や乾燥食品(高野豆腐や切干し大根など)を余分に購入して、先入れ先出しの原則 で消費していく事。
缶詰類やペットボトルの水もそうである。日頃食べている物が一番口に合うし安価である。

ただ、先入れ先出しを徹底して、賞味期限が来る前に消費(多少期限を過ぎても全く問題ないが)していく事が重要である。
イザという時に「カビてました」「腐ってました」「虫が湧いてました」では話にならない。

我が家では 先入れ先出しを守れずに(賞味期限が数ヶ月過ぎても食べるが)廃棄する事がたまにあるので、長期間保存出来る食料を安い時に少しずつ購入しています。
(非常食と名の付く物は大抵コスト高な製品が多い)

市販されている物では満足出来ずに、2年半前に自家製缶詰を作製しました。
衛生面は気を使って作業しましたが、所詮個人が自宅で作った物。「喫食は自己責任で」と表示しています。今後、誰がこの缶詰を食べるか分からないからです。

水分が少ない食品や、ハチミツや砂糖のように長期の保存が可能な食品を中心に色々な種類を缶詰にしました。
個人が、家庭用の製缶機で、手作業で作った物です。
何年かしたら少しずつ開缶して確認していくつもりです。(長期に渡る実験です)

我が家で備蓄の基本となっているサバイバルフーズ

分かりやすく解説してある非常食(ウィキぺディア)

実験レポートが参考になる市民防災ラボ

ネットで検索すると缶詰好きが多い事に気づきました。
防災関連も想像以上に多くあります。関心ある人も多いのでしょう。


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今回の手製缶詰用の4号缶です。


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缶内部と蓋です。


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缶の接合部分とヘリです。きれいな仕上がりです。2年前に作製した時の缶はボコボコで気密性に疑問がありました。


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蓋の内側です。缶と接触する部分はシール剤が塗られています。


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缶詰を巻き締めする製缶機です。
以前、ヤフーオークションで新品同様を格安で入手しました。
余裕があれば細井商店の製缶機を購入して2号缶にて作製したいのだが、
価格が高くてとても手が出ない。


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4号缶をセットした状態です。


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机に固定します。力を入れて作業しますのでしっかりと固定します。


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缶内の酸素を吸収させる脱酸素剤「エージレス」Z-100PKを使用。
今回は乾燥剤と併用できるタイプを購入。


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エージレスと同時に購入したシリカゲル5gです。
低水分の食品用なら海苔や煎餅に入っている石灰乾燥剤の方が良さそうだが、
丁度良いサイズが無かったのでシリカゲルにしました。


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今回缶詰にした食品のごく一部です。乾燥した食品ばかりを集めました。


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カロリーメイトとインスタントコーヒー、砂糖、粉末ミルクです。


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缶の底に脱酸素剤「Z-100PK」を置きます。


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脱酸素剤の上にサークルカッターで切り出したボール紙を敷きます。
これはナビスコのリッツ缶と同じやり方です。


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4号缶は小さいのでぎゅうぎゅう詰めです。


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食品の上にシリカゲル5gを乗せます。


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その上にまたボール紙を敷いて脱酸素剤を置きます。


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そして巻き締め部分(ヘリ)にボール紙や脱酸素剤を挟まないように注意しながら蓋を被せます。


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巻き締めされていく様子です。缶詰は二重巻締という方法
で密封されています。
この画像は缶本体に蓋を乗せただけの状態です。


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ローラー1で1回目の巻き締めした状態です。


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ローラー2で2回目(仕上げ)の巻き締めをした状態です。
これで缶は完全にシールされて缶内部は外気と遮断されました。
但し、家庭用で素人が作ったものなので信頼性は?です。


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フリーズドライの食品が多かったです。


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ビタミン剤も缶詰化しました。


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インスタントラーメン(マグヌードル)も缶詰化しました。


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缶詰はこうして作られるでも分かりますが、食品の缶詰はそれなりの設備と
衛生的な環境が必要です。手製缶詰でボツリヌス菌
による食中毒が海外で毎年発生している事例から、水分の多い食品は使用しません。
それでも、今後誰が食べるか分からないので警告文を貼っています。


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全部で96個あります。総作業時間約8時間。


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缶が入っていた段ボール箱に入れました。


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ヤフオクで落札した製缶機に付属していた缶です。イージーオープン缶(プルオープンとかパッカンとか言われている奴です)なので超長期の保存は不安があります。しかし、余った材料があったので最後の3缶を缶詰にしました。


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簡単に開けられるように蓋にプルタブが付いています。
簡単に開けられるという事は、簡単に開いてしまう(意に反して)可能性が高いという事です。

しかし、イージーオープン缶では無い缶詰にもし缶切りが無かったら?
それも悲劇です。(ナイフで開ける方法もありますが・・・)
サバイバルフーズに付属してある(1缶に1個)性能の良い缶切りが多くありますので、ダンボール箱1つに2~3個
入れておこうと考えています。