たんたぬたっきーの日常

ヤフーブログから引越して来ました

富士山麓 Signature Blend

これは以前から気になっていたのだが、価格が価格だけにあまり買う気にならなかった。

コストコで買ったのだが、コストコでも4,580円する。

ドラッグストアだと4,980円で販売されている。

いつか忘れたが、以前「富士山麓樽熟原酒50°」てのがあり買って呑んだ事がある。

確か1,500円ぐらいで安くて50%のアルコール度数が結構美味くて良かった。

コストコに行くたびにウイスキー売り場を見るのだが、この富士山麓 Signature Blendはあまり売れてる気配が無い。

しかし、ラベルにNon-Cill Filteredと表示されていたから買ってみた。

ノンチルフィルター❓

ウイスキーでアルコール度数が低い(46%以下らしい)と澱(樽の成分で旨味だが白くカビみたいに見えてしまう)が発生してしまうから、ボトリング前に冷却して澱を除去してるそうだ。

さらにカラメルで着色して色合いを均一にしてからボトリングして出荷。

これはスコッチでもジャパニーズでもカナディアンでもみんな許可されてやっているらしい。

でも、バーボンは着色や香料の添加は禁止されているらしい。まあ、オークの新樽で熟成されるバーボンは着色なんかしなくても濃い色になるんだと思う。

 

 

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「富士山麓」ってラベルに書いていて、いかにも日本で蒸留して熟成したウイスキーに見えるが、実際は海外から輸入した原酒も使われている。

サントリーの碧Aoやニッカのセッションも海外の原酒が使われているが、ニッカの様々なウイスキーにも使われていると最近知った。

 


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世界的なウイスキーブームで原酒が不足していると騒がれて久しいが、日本の超甘過ぎるウイスキーの基準は最悪だった。

訳分からんウイスキーを見つけると手に取りラベルを見るのだが、ほとんどが混ぜ物(スピリッツ)が使われている。だから安価。

昔の特級、一級、二級の時代から変わってなかったが、2年前にやっとジャパニーズウイスキーの基準が出来た。

世界的にジャパニーズウイスキーの評価がめちゃ高くなっているから、信用を無くすような事はしてはいけない。

 


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グレーンは英国製造らしいが、モルトは日本製なのかな❓

 


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封を切って香りを嗅ぐとめちゃチョコレート。

ストレートで呑むと50%のアルコール感と濃厚な味わいで美味いが、4,580円の価値はあるのだろうか❓

 

 

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ロックにしても美味いと思うが、価格を考えるとリピートは無いな。

同じような奴がかつて1,500円ぐらいであったから。

年末に山﨑や白州が店頭に並んだが、価格を見て買う気になれず。

響なんかノンエイジになっても価格が上がり続けて今じゃ15,000円😓

サントリーは好きな会社だからをバカにする気は全く無いが、異常に高騰したジャパニーズを買うのなら、スコッチやバーボンを買う方がコスパに優れると思う。まあ、山﨑や白州のボトルのラベルを見ながら呑んで満足する人はそれで良いと思う。

 

ウイスキーなんか無くても充分生きて行ける。

水と食料があれば生命を維持出来る。

しかし、人間は動物と違う。

水よりもお茶。

生肉より焼いた肉しか美味い。

更に肉をただ単に焼くより香辛料を使った方が美味い。

やがて蒸留したアルコールを呑む文化が生まれた。

ウイスキーが課税対象になり、ムーンシャイン(月夜の下、密造酒を作る人達)は酒税官から逃れるように樽に蒸留したてのスピリットを詰めて山の中に隠した。

数年後、樽の中身を確認するとウォッカのような無色透明のスピリットが、琥珀色のまろやかな味わいのウイスキーに変化していた。

熟成の発見❗️

200年以上前のスコットランドの出来事。

それが現在まで洗練されて続いている。

ロマンを感じませんか❓

醸造して蒸留した穀物と樽(木)のエキスの融合。

暑い時期には樽に染み込み、寒い時期は樽から染み出して熟成していく。

ブレンダーが熟成のピークを感じ取りバッティング。

無くても生きていけるけど、無いと人生つまらない。

かなり呑んで酔ってるから支離滅裂かな❓