昨年の10月の話です。
以前から気になっていた、ワーキングホリデーで来日し、一緒に働いていた陳さんが履いていた安全靴。
僕が勤務している職場は金属加工工場なので、安全靴の着用が義務付けられていますが、陳さんが履いている靴は安全靴には見えませんでした。
10月のある日、「○○ちゃん(陳さんの名前)、その靴安全靴?」と聞いたところ、「踏んでみろ!」とばかりに陳さんは無言で足を差し出しました。
僕は彼女の足の爪先部分をそっと踏みました。
「ん?固い」と固さを確認して彼女の安全靴から足を下すと、笑顔がとても魅力的な彼女はにっこりと笑って「ドイツ製!」と言いました。
ドイツ製・・・・・・・・・・?
BIRKENSTOCK A640
ドイツ製と聞いて思い浮かんだドイツの靴メーカーはビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)とヤコフォーム(JACOFORM)でした。
どちらも足の健康に良い靴メーカーとして有名です。
外反母趾の足でも痛くならないような幅広の安全靴を探しましたがあまり良いものが無かったので、仕方無くホームセンターの安い安全靴を履いていました。
陳さんとのエピソードの後、ネットで検索するとすぐに見つかりました。
メーカーは「BIRKENSTOCK」で型番は「A640」。
現物を確認したかったのでりんくうタウンにあるBIRKENSTOCKの店へ行きました。
しかーし、A640のような安物は置いていなかったので、サイズだけ計測して帰ってきました。
計測してもらったところサイズは41(26.5㎝)でした。
サイズが合えば大丈夫だろうと2017年の暮れにヤフーショッピングにて注文しました。
6,790円也。
2018年元日の午前に届きました。
サイズは41です。
ビルケンシュトック社の製品ラインナップがイラストで描かれています。
箱の内側にはのサイズを測る絵と表が印刷されていました。
ポリウレタンの一体成型だと思いますが安っぽいです。
おお~。陳さんが履いていた奴と同じだ。
安っぽいがデザインは良いと思う。
ビルケンシュトックのロゴがモールドされています。
滑り止め効果はどうだろうか?
「厨房用の靴で有名なメーカーやな」と昔、餃子の王将でバイトしてた嫁が言ってた。
Made in Germanyと誇らしげ(何が?)にモールドされています。
Made in Chinaだと半額~1/3ぐらいの値段で販売されると思う。
当然ながらSLIP RESISTANT。
フットベッド(中敷き)を取った状態。
滑り止め効果は高そうな予感がします。
BIRKENSTOCKの代名詞とも言えるコルク製フットベッド。
自分の足裏の形状に馴染みます。
コルクを粉砕してふるいにかけてから、天然ゴムを混ぜて成型して作られています。
足裏のマークは2種類あり、白抜きのマークは標準サイズです。黒いマークは足幅が狭い人向きです。
取扱説明書は数か国の言語で記載されていますが、残念ながら日本語はありませんでした。
指を守るスチール製のインナー部分です。
裸足で試し履きしましたがピッタリサイズ。
靴下を履くとキツイかも知れない。ヤバそうな予感がします。
撮影は1月2日でした。
1月5日の仕事始め。
昨年の工場移転の悪影響で年末年始の休みが3日も減りました。
冬用の厚手の靴下を履きましたがかなりキツイです。
とてもヤバい雰囲気が足元から漂ってきます。
朝礼時には「多分無理~」と足が悲鳴を上げ始めていました。
何とか午前中は履き続けましたが、足の骨が軋む激痛に耐えられませんでした。
僕は痛みにはある程度耐えながらも作業を続ける人間なのですが、皮膚や筋肉じゃない骨が軋む激痛でまともに歩けなくなったので仕方無くホームセンターの古い安全靴に履き替えました。
左足の親指付け根と右足の小指付け根が特に痛いです。
古い安全靴を履きながら昼休憩にネットでBIRKENSTOCKのサイズ関連を調べました。
僅かながら幅が広い42(27.0㎝)ならまだマシだろうとまたヤフーショッピングにて注文しました。
一体何やってんだ?俺